デニムの色落ち|アメリカと日本の違いを体験で語る日記

デニム

昨今のデニムブームは凄い。 とかいう私も、側から見ればそのブームに乗っかっている一人とも言えるだろう。

ただ、私はあくまで「自然なエイジング」を目指している。
某古着屋のように糊付けしてデニム専用洗剤で管理するようなことはしない。

むしろ真逆で、買った瞬間にぬるま湯で二回洗ってやった。
ノリはほぼ落としきった状態からのスタート。

履いているのはCOALMINEのデニム。 1960年代のデニムを忠実に再現し、日本に数台しかないオールドブラックミシンで、各パーツごとに職人が縫い上げている。

糸の素材から縫製まで、かなり完成度の高い一本である。


2年履いたデニムのリアルな変化

気づけば、購入から約2年が経とうとしている。

着用頻度は特に決めていない。完全に気まぐれだ。とか言いつつも意識してちょっと吐いたりはしてしまっている。 ただし特徴的なのは「室内着として履いている」というところか。

仕事終わりに、わざわざデニムに履き替える。 生活の中に自分のクセを刻み込むにね。
自分の味を出したい、唯一無二は好きである。

唯一のルールは「スマホをポケットに入れないこと」。

いずれ未来では「スマホ跡の色落ち」が時代の証明になるかもしれない。 だが、私はそれは個人的に好きなデザインではない。
iPhone12の形が人気とかにもなるのだろうか、、、、16はカメラの跡がダサいとか。

もとい。結果として、ヒゲやハチノスはしっかり出てきてた。


デニムの色落ちはなぜ国で変わるのか

ここで少しだけ、デニムの色落ちについて整理しておきたい。

  • 摩擦(座る・歩く・曲げる)
  • 水質(軟水・硬水)
  • 空気中のホコリ・砂
  • 湿度・気温

つまり、同じデニムでも「育つ環境」で表情が変わる。

ここが今回のテーマである「アメリカと日本の違い」につながる。


日本のデニム色落ち|繊細で均一なエイジング

日本は基本的に軟水の国だ。

軟水は繊維へのダメージが少なく、染料の落ち方も穏やか。 そのため、色落ちは「じわっと」「均一に」進む傾向がある。

さらに、日本は湿度が高く、空気中の粒子も比較的細かい。

これにより、

  • コントラストが柔らかい
  • 全体的に綺麗なグラデーション
  • 線ではなく面で落ちる

といった特徴になる。

いわば「整った色落ち」。 職人的で、美しさを重視したエイジングだ。


アメリカのデニム色落ち|荒くて強いコントラスト

一方、アメリカ。

まず大きく違うのは硬水である点だ。

硬水はミネラルを多く含み、生地への影響も強い。 結果として、

  • 色が落ちやすい
  • 繊維がやや荒れる
  • コントラストが強く出る

さらに、地域にもよるが空気は乾燥しており、砂やホコリが粗い。

この環境では、

  • 点ではなく「線」でアタリが出る
  • 削れるような色落ちになる
  • 無骨でラフな印象になる

いわば「ワーク由来の色落ち」。 荒々しさが魅力だ。


日本とアメリカの違いまとめ

項目日本アメリカ
水質軟水硬水
色落ち穏やか・均一強い・コントラスト大
空気湿度高・粒子細かい乾燥・粒子粗い
印象綺麗・整っている無骨・荒々しい

アメリカで育てるデニムという実験

さて、三回目の洗いをどうするか考えていた時。 とある事情でアメリカに行くことになった。

そこでふと思った。

「アメリカのホコリや水って、日本と違うよな」と。

つまり、

  • 粗いホコリによる新しいアタリ
  • 硬水による色落ちの加速

この2つが加わることで、全く違う表情になるのでは?

もちろん、硬水は生地にとっては優しくない。 ダメージも出るし、色落ちも激しい。

だが、それでいい。

綺麗に履くつもりなど、最初からない。

日本人の感性で育てたデニムが、アメリカの風土を吸う。 このミックスこそが、今回のテーマだ。


これからの変化を記録する

まだアメリカには行っていない。

行きの飛行機でしっかりエイジングさせてやる。
そしてアメリカで洗い、帰りはさも別のデニムかのように履いて帰ってくるのさ。

乞うご期待。

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