素材の違い
別記事にも記載した通り
スパンボンド製法で一番生産量が多い素材はPP(ポリプロピレン)です。
ちなみに皆様にこんな疑問沸く方いませんか?
みんな同じメーカーで全素材やればいいのに。と。
色々な要因がありますが全メーカーが全種類やらない理由の一つとして
「機械」があります。
考えてみれば当たり前なのですが基本的には素材別でマシーンが違います。
また、機械も何億/台なのでそう簡単には導入できません。
また機械の温度設定など各素材によって違うので設定もかなり手間がかかります。
よってそのスパンボンド不織布においてはその機械を持っている=素材優位性とも言えます。
日本でナイロン不織布の生産出来るところなどは限られています。
そうですね。まずはどんな素材のスパンボンド不織布があるのかというところですね。
- PP
- PET
- Ny
- PE
- PP/PE
このあたりが一般的です。
それでは素材別の特徴を見ていきましょう。
素材別の特徴
PP(ポリプロピレン)
- 比重が軽い→ 最軽量クラス
- コストが安い → 大量用途に最適
- 耐薬品性が高い
- 吸水しない(疎水性)
- 融点が低い(約160〜170℃)→ 熱に弱い
- 紫外線に弱い(添加剤必須)
用途
- おむつ
- マスク
PET(ポリエステル)
- 強度が高い
- 耐熱性が高い(約250℃)
- 寸法安定性が高い
- 耐候性がPPより優れる
- 吸水性はややあり(PPよりは親水)
- 比重が重い
用途
- 建築資材
- フィルター
- 自動車内装
Ny(ナイロン)
- 耐摩耗性が高い
- 柔軟性がある
- 吸水性がある(ここが特徴)
- 寸法変化しやすい(湿度影響)
- コストが高い
用途
- 研磨材基材
- 工業用途
- 特殊フィルター
PE(ポリエチレン)
- 非常に柔らかい
- 低融点(約110〜130℃)
- 耐薬品性が高い
- 防水性が高い
- 強度は低め
- スパンボンド単体では使われにくい(複合が多い)
用途
バリア層
ラミネート
防水用途
目付の違い
最後に目付の違いを説明します。
スパンボンドの目付は大体15〜130g/㎡です。
コストが安いことが大事なので生産メーカーも汎用させることが大切です。
よって特殊な目付なものは中々作りたがらないですよね。
但し難しいのは
同じ目付でも不織布の厚みに違いが出ます。
それはエンボスの違いです。
これはまた詳しく説明しますね。


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